「成長したい」は嘘だった。裏に隠れていた本当に欲しかったものとは?魔改造体験記

 

オレが
「成長したいの裏にあった本当の欲求とは?」
ってゴタゴタ説明するより
感想が素晴らしいので
そのまま読んで笑

ここから
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魔改造感想!(7月12日)

鬼むらさんからたびたび「お前はどうしたい?」「何やりたい?」という質問をされる。

そのたびになんとも思い浮かばなくて「うーん、わからない……」と答えては、鬼むらさんに「ちげーだろ。〇〇だろ」と言われてきた。

掘り下げるたび、いろいろな話が出たよ。

鬼むらさんに構ってほしくて、私はあえてわからないふりをしているんじゃないか。

わかってほしいけれど口に出さなくて、うだうだ言ってるんじゃないか。

実際、そのどちらもある。根深くある。でももっと隠れてた。

言われたんだ、鬼むらさんに、

「成長する気ないんじゃないの?」って。

そのあとすぐに電話が切れて……考えて……ああそうだな、と思って……泣きながらLINEを書いて送った。

以下、全文。

 

成長する気ないんじゃないの、って言われて、そうだと思った。それを自分が隠してきたことも気づいた。

本気で成長とか、自己理解とか、したいのなら、だって四六時中それを頭で考えてるはずなのに、全然そんなことしてなかった。

鬼むらさんと話して、眠ってることを掘り下げてもらって、会話中はあんなに向き合おうと試みていたことが、通話が切れた瞬間にぷつんと糸が切れたみたいに途切れていた。

だから、あとから「どう?」って聞かれたとき、何を答えていいかわからなかった。

あるいは、そうなることを見越して、何か答えを返せるようにするための成果を無理やり見つけていた。全然自分と向き合ってなかった。

ただ鬼むらさんと話せたことに満足していただけだった。

会話は、雑な方がリラックスできた。自分の言葉数が増えてるのもわかった。

一方で魔改造の話とか、ランドマークでの話とか、鬼むらさんの発見とか、こうしたらいいよ、ってことは、真剣に聞いているつもりなのに頭からごっそり抜け落ちていく感覚があった。

本当の意味で理解できていないな、全然腹落ちしてないな、ってのは思ってた。

まだ経験してないことだからかな、って思ってたけど、たぶんやっぱり私が自己理解とか成長に向き合ってなかったからだな、って今気がついた。

たとえば鬼むらさんから同じ話を聞いても、ミズキさんの反応を見てると、私って全然そこに熱量ないな、っていうのは気づいていた。

でもそれを言葉にしなかった。

だって鬼むらさんに気に入られたかったし、捨てられたくなかったし、気に入られたかったし、構ってほしかったし、面倒見てもらいたかったから。

興味ないならやめていいよ、って言われるのがすごく怖かった。

熱量ない分、記憶に残らなかったらどうしようって思って、言われた言葉は忘れないうちに日記に全部書いてた。あとから「あの話したよね」って言われて、答えられなかったらどうしよう、って怖かったから。

ちゃんと覚えてるよ、聞いてたよ、理解してたよ、って言いたかった。

ライティングの件とかもそうで、熱量のってなかった。言われるがままだった。だから全然進んでない。

こんなにたくさん話してくれたのに。関わってくれたのに。ごめんなさい。ごめんなさい。

私はあなたが大好きです。たくさんはなしたいです。聞きたいです。あなたのようになりたいです。かっこいいからです。

電話でこのことちゃんと話したいです。話せる時間教えてください。

 

秒速で既読がついて、秒速で電話がかかってきた。

私はすでに泣いていた。

鬼むらさんは「『ごめんなさい』がわからない。どういう意味?」と私に聞いた。

「だって時間使ってくれて、考えてくれて、Discord入れてくれて……」

「もうそれがズレてる」

「……?」

「言うなら『ありがとう』だろ」

「ありがとう……泣」

鬼むらさんがそう言ってくれることを……なんだか想像していなかった。すごく嬉しかった。こうやってちゃんと本音を出せたじゃん、と言ってくれたことが。

見放されるんじゃないかと思っていた。もし口を聞いてくれなくなったら、鬼むらさんが働いている○○○にまで言って出待ちするしかないないとすら考えていたんだから。

結局、私は鬼むらさんのことが大好きで、鬼むらさんに好かれたいがために、自分に向き合っているふりをしていただけだった、ということに気がついた。

――さらにその晩。鬼むらさんとこの件について話していた。

私の「変わりたくない」を阻んでいるものはなんだろう、って。

何が原因で私は「変わりたくない」に支配されているのか。

そう尋ねるのだけど、だんだん鬼むらさんの反応が鈍くなっていく。私はしきりに「眠いの?寝た方がいいんじゃないの?」と聞いていた。

けれど鬼むらさんはなぜかそうしなかった。

そして長く押し黙ったあとにふと口を開いた。

「お前の中に『成長』ってないんじゃないの?」

私はしばらく声が出なかった。心臓がどくどくなっていた。

「ん、なんで無言なの?」

と鬼むらさんに聞かれて、かろうじて何かうめき声のようなものを出したような気がする。

「良くも悪くもお前の中に成長欲求はないよ」

「良くも悪くも……?」

「うん」

「良くも悪くも?」

「うん」

見放されるんじゃないかとまた不安になって、ついそんなことを何度も聞いた。

「前に言ってた『スーパーなんちゃら美少女』ってやつさ」

「『スーパー超絶キューティクル大天才美少女』ね」

「それ、ふざけて言ってたけどガチだろ。本音で『今の私はこんなにも最強で完璧』って思ってる。だから、成長とか求めてないんだよ。でも周りが構ってくれなかったときとかには『変わらなきゃ』ってなる」

「あー……」

「周りを誘導して褒めてもらおうとするのも、自分じゃ『今のままで完璧』っていうのを認められないから。自販機なんだよ、お前にとって周りの人は。欲しい言葉をもうためにポチってボタン押したのに、期待したものが出てこないから『なんで!』ってなってる。ベクトルが全部自分に向いてる」

「え……どうすればいいの?」

「自分で自分を認めるしかない」

「それだけ?」

「うん」

「それだけ?私は最強ですよ、って?めっちゃシンプルじゃん」

「うん。複雑ぶってただけだね」

なんだか私の心は少し軽くなっていた。ただそれを認めるだけでいいんだ、と思うとなんだか霧が晴れた気がした。

私は超絶可愛いし、才能に満ち溢れているし、大天才なんだ、って思うだけでいいんだ。あるいはそれを阻むものが何かを見つけていくだけ。非常にシンプルじゃないか!

鬼むらさんは続けて言った。

「それができてからようやく『成長したい』とか『変わりたい』が出てくるだろうね。あなたはまだ魔改造ver1です。ありのままを取り戻す。それが先。オレはそこを後回しにして成長できたけど、お前はもうそこに全振りしてるからだめだ。先にやらないと」

「おお〜……」

自販機の話とか、言われてショックではあったよ。

でもね、でもさあ、「えっ、自分が完璧で大天才だって認めるだけでいいの?」って心が軽くなった方が大きい。

たとえば「これ褒めて欲しい」って思って無意識に誰かを誘導してることに気がついたら、「誰かにこの部分を褒めて欲しいのは、そこを自分で認められてないからなんだな」っていうふうに気がつける。

自分の無意識にやってる言動から、自分はどこを認められていないのかを発見していく。この作業だけでいいんだ……。

それがどれだけ大変なのかわからないけどさ、言葉だけ聞くととってもシンプルだ。いいね。

鬼むらさん、よくこれに気がついたな、と思った。えぐい。すごい。だから「大好き大好き大好き」って言いまくった。

鬼むらさんはやっぱり眠そうだった。

最後に聞かれた。

「さて、これからあなたはどういう生き方をしていきますか?」

「うーん、ナルシストでいく!自己愛!」

時刻は深夜2時。いつのまにか日付も変わって7月13日。奇しくも20歳の誕生日だった。
こうして、スーパー超絶キューティクル髪ツヤツヤ大天才美少女が爆誕した。

この上ないプレゼントをありがとう、鬼ちゃん!

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ここまで

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